Fix you.

暮らしやすさは自分で作る

Fix you.

6月9日

怒涛の5月が終わって、少し落ち着いた日々が戻ってきた。
日記を書く余裕もなくて、Twitterで毎日「修羅場頑張る」と言い続けるbotになっていた。その節はすみませんでした。

今年の修羅場は、一緒に担ってくれている上司が諸事情で日程の半分ほど不在というなかなかハードモードな展開になった。
緊張とプレッシャーで夢でうなされたけど、周りの人に気遣ってもらいながらなんとか駆け抜けることができた。
自分としてはすごく頑張ったので、ご褒美にかわいい色のシャツを買った。着るたびに浮かれてしまうやつ。
年を重ねるごとに楽になっていくような面もあるから、少しずつ成長はできてるのかなと思う。

さあ修羅場が終わり、やったー平和だーと手放しで喜びたいところなのだが。
ここにきて仕事と家事の両立でしんでいる。
今さら感がすごいなと苦笑いする毎日だ。
夫の異動に私の気持ちが追いついていないのが原因なのだが、どうにもうまくいかない。
生来の完璧主義と、キャパシティのなさとがせめぎ合ってつい無理をしてしまう。
人には簡単に「無理しないでね」って言うのにね。
認知の歪み的なのもあり、何をしても責められてる感覚が抜けない。
30まであと半年ほど、謎の焦燥感やクライシスに襲われて足元がぐらぐらしている。
周りの人が眩しく見えて、私はちゃんと人生を営めていない……と絶望してばかりだ。
みんな人生の転機を迎えたりしているからなのかな。転職も昇進も出産も家も、あーあーなにも考えちゃいない。考えたくない。何も成せていない。
自分が頑張るしかないのだけれど、頑張る体力気力がないのでつんでいる。
さてさてどうしたものか。

そんなトンネルの中の生き物が最近唯一自由を謳歌できるのが、絵画教室。
もう15回くらいは行ったのかな。
デッサンだけでなく、着彩もやらせてもらえるようになり楽しさの幅が広がった。

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先日書いた円錐とサザエがめちゃくちゃ気持ちよく描けたのでるんるんで載せる。
形をとるのがどうにもこうにも苦手で、この絵の前の回に先生に相談した。
「あなたは想像して描くほうが得意じゃないですか? 見たものを見たように描こうとするのではなくて、自分の中に記憶してインプットしてから描いてみたらどうですか?」というアドバイスをもらって目から鱗。
確かにずっと手癖でイラストを描いていてデッサンや基礎練習を怠っていたので、あらゆることを想像でなんとかしていた(だから見て描く訓練をしたくて絵画教室の門を叩いた)
でも、いいんだ。インプットするやり方もあるんだ〜と嬉しくなった。
それを実践したのが、円錐とサザエ。
質感の出し方とかは先生に教わって描いたのですべてが自分というわけではないが、時間の配分もディテールの追求も上手に、夢中にできたと思う。
3時間近くぎゅっと集中するの、ツイ廃の私にはなかなか難しいので、強制的に無の時間を作ってくれるデッサンは気持ちがよくて楽しい。
もうすぐラスボスの石膏像が待ち受けているらしいので、気持ちを引き締めて楽しみたい。

だらだら喋りすぎたけど、まだ喋りたい。
絵の話繋がりでブルーピリオドの話とか、物語をつくることの話とか。
自分のためだけの記録だけれど、またそのあたりうだうだ喋りにきたいな。
つらくて泣く日もあるけれど、私はわたしであることを許しながらいきたい。ゆ、でした。