Fix you.

暮らしやすさは自分で作る

Fix you.

5月15日

弟の誕生日だなあ。ななつ離れているので年齢を聞くたびにびっくりする。
腹が立つこともあるけれど私の話にだいたいついてきてくれるので実家に帰るとよく喋る。彼の機嫌がよければ。
これからどんな大人になっていくんだろうねえ。

姉の私はといえば、自分でも息が詰まるくらい真面目に生きていた。
どこにも行かずどこにも行けず。
校正の仕事の締切シーズンで、修羅場だとわあわあ言いながら頑張っている。
この仕事に携わって3年目なので、年々余裕は出てくるけれど、やっぱり負担は負担だ。
今年は締切が昨年よりもタイトで死が予想されたので、ご自愛の仕掛けをたくさん施していた。

よかったご自愛シリーズ

  • 箱買いした小夏
  • メロンまるまる一玉
  • 野菜生活のご当地シリーズを買い込む(キウイ大好き)
  • コムゴン(最愛のベトナム料理屋)のテイクアウトはいつだって最高
  • 夫が買ってきてくれたケーキ

めっちゃ食べることばっかに偏っているから吹き出物ができているけど、おおむね元気だからよしとする。
特にメロンはしばらく楽しめるので効果が高かった……これからシーズンなのでたまに買えたらいいな。
あと小夏も、5キロ届いたので剥くのがどんどん早く上手くなっている。
塩をつけて食べるのが最高だよ。

修羅場といいつつも日曜日の作り置きを続けていて我ながら偉いし、先週は作り置きに救われた。
料理は大変だけれど自分にとっては表現方法のひとつなのでだいたいは楽しい。
無理のない範囲で続けていきたいな。

そうだ、今日は久しぶりにお出かけをしてイベントに行ってきた。
城跡に工芸作家さんのテントが並ぶ、クラフトマーケットのようなイベント。
もう5年くらい行っているのだけれど、毎年新しい出会いがあって楽しい。
今日もかわいい青いお皿をお迎えした。
形と色に惚れたのはあるけれど、なにより作家のお姉さんが「私はローストビーフ丼に使ったりしています」というセリフで購入を決心した。
ローストビーフ丼を盛り付けたイメージがありありと浮かんだし、なんだかギャップがあってときめいたから。
せっかくだから最初はお皿が嬉しくなるようなご飯を作りたいなと思って、夕食は冷しゃぶサラダにした。
思ったとおり、かわいくて目に楽しい食卓になった。
「バラバラに買ってるけどだんだんピースが揃ってきた感じがするな」と夫も言ってくれて、一緒に器沼に静かに沈んでいる。
置き場所の問題はあるけれど、愛せるものを集めながら暮らしていきたい。

自分が自分でめちゃくちゃときめくものを愛する才能はそれなりにある、はず。
さっきぽちった素敵なシャツの到着を待ちながら、にやにやする、ゆでした。